Round関数のように、小数点以下の計算に使える関数は、他にもいくつかあります。
Round() 小数点以下を四捨五入します。
Int() 小数点以下を切り捨てます。
Fix() 小数点以下を切り捨てます。
今回は、Round関数の代わりに、IntやFixを使った場合に、計算結果がどう変わるか、試してみましょう。
【1】ファイル名sample023.vbsをコピーして、sample023-1.vbsとsample023-2.vbsを作ります。
【2】あとはRoundの部分を、それぞれIntやFixに書き換えるだけです。
【3】準備が出来たら、各プログラムを実行してみましょう。
左から、Round、Int、Fixの場合の結果です。
Roundは四捨五入です。
IntとFixは、同じく切り捨てです。
でも厳密に言うと、IntとFixでは、マイナスの値の場合、小数点以下の処理が、ちょっと異なります。
今回は、計算結果が同じになりましたが。
このように使う関数を何にするかで、計算結果が異なります。
したがって、得たい結果(目的)に合わせて、どの関数を使うか、考える必要があります。
関数を使いこなし、オリジナルのアプリケーションソフトを、いろいろ改良したり、カスタマイズできると、プログラミングが楽しいですよね。