でも、計算式や値が変わる度に、何度もソースファイルを作るのは面倒ですよね?
そこで今回は、ちょっとしたコツを紹介します。
次のような計算用のプログラムを、一つだけ用意します。
ファイル名 calc.vbs
Option Explicit
Dim ans
ans = 1 + 2 + 3 + 4 + 5
'ans = (1 + 2) / 3 * (4 - 5)
MsgBox ans, , "答え"
このプログラムを実行すると、
ans = 1 + 2 + 3 + 4 + 5
の答えが表示されるはずです。
二つ目の計算式は、「'」(シングルクォーテーション)で、コメントになっているからです。
'ans = (1 + 2) / 3 * (4 - 5)
コメントにした行は、プログラムの実行時には、無視されるので、結果に影響しないことは、前にも説明しましたね。
別の計算式を試したい時には、「'」を付けたり、外したりします。
このように、コメントは、注釈だけではなく、プログラム実行の有無にも使えます。
コメントを使うことで、一つのファイルに、たくさんの計算式を書いておけます。
便利なテクニックなので、覚えておいてください。