プログラムで計算ができると、VBScriptの用途が、一気に広がります。
メリットとしては、プログラムの中に、計算式が残せるので、修正がしやすいこと。
応用すると、電卓よりも、もうちょっと複雑な計算ができることなどです。
とても簡単なので、早速試してみましょう。
【1】以下のようにプログラミングします。
ファイル名 sample017.vbs
Option Explicit
Dim ans
ans = 1 + 2 + 3 + 4 + 5
MsgBox ans, , "答え"
【2】vbsファイルをダブルクリックして実行します。

ちゃんと計算結果が表示されましたね。
答えも合っています。
【3】次は四則演算を組み合わせた式を試してみましょう。
ファイル名 sample018.vbs
Option Explicit
Dim ans
ans = (1 + 2) / 3 * (4 - 5)
MsgBox ans, , "答え"
【4】vbsファイルをダブルクリックして実行します。

これも大丈夫です。
( )カッコの計算や、演算子の優先順位もバッチリです。
このように、ちょっと複雑な計算になると、電卓では面倒だし、
式や数値が変わると、修正したり、何度も試すのは大変です。
VBScriptでは、プログラムの中に計算式が書けるので、便利ですよね。
これだけでも、VBScriptでプログラミングする価値があります。
ここまで来ると、プログラムでコンピューターを操作する感覚が掴めるのではないでしょうか?
それがプログラミングの楽しさです。
【プログラムの解説】
あらかじめansという変数を宣言しておいて、
Dim ans
計算結果を変数に代入し、
ans = 1 + 2 + 3 + 4 + 5
ans = (1 + 2) / 3 * (4 - 5)
メッセージボックスで表示しているだけです。(タイトル付き)
MsgBox ans, , "答え"
また、プログラミングでは、四則演算に使う記号(演算子)が、算数とはちょっと違います。
そこだけは注意してください。
足し算や引き算は同じですが、
×(掛け算)は、*(アスタリスク)を使います。
÷(割り算)は、/(スラッシュ)を使います。
そして *、/ は、必ず半角で入力します。