VBScriptのスクリプトエンジンは、IEなどある特定のアプリケーションをインストールすると、自動的に更新されるからです。
今、あなたのパソコンで実行できるスクリプトエンジンのバージョンを知る方法は、とても簡単です。
VBScriptに、ちゃんと関数が用意されているからです。
【1】以下のようにプログラミングします。
ファイル名 sample002.vbs
MsgBox(ScriptEngineMajorVersion & "." & ScriptEngineMinorVersion)

【2】vbsファイルをダブルクリックして実行します。

【3】以下のように、バージョンが表示されるはずです。

私のパソコンの場合、現時点ではメジャーバージョンが「5」、マイナーバージョンが「8」ということになります。
【4】MsgBox(メッセージボックス)の「OK」ボタンをクリックして、終了します。

そろそろVBScriptでのプログラムの作り方、実行方法も、覚えてきたのではないでしょうか。
【プログラムの解説】
MsgBox()関数の使い方は、前回と同じです。
ScriptEngineMajorVersionは、スクリプトエンジンのメジャーバージョン番号を返します。
ScriptEngineMinorVersionは、スクリプトエンジンのマイナーバージョン番号を返します。
しかしそのままだと、「58」のようにわかり難いので、「.」(ドット)を間に挟んでいます。
そして文字列の連結には、半角の&(アンパサンド)を使うのがポイントです。
よく使う方法なので、覚えておいてください。
以上により、「5.8」のように表示されるわけです。