(1)準備不要
何といっても一番のメリットは、何も準備せずに、Windows上で実行できることです。
Windowsパソコンで、IE(Internet Explorer)がインストールされている機種なら、直ぐにVBScriptが使えます。
またプログラムは、Windows付属のメモ帳でも書くことができます。
プログラミング初心者がプログラムを学ぶ際、
一番最初の壁は、プログラムの開発環境をインストールすることです。
VBScriptなら、インストールなどの手間は不要です。
初心者でもすぐにプログラミングを始められることが、最大のメリットだと考えています。
(2)スクリプト言語である。
VBScriptはスクリプト言語なので、メモ帳などのテキストエディタがあれば、すぐにプログラミングを始められます。
それにインタプリタ方式なので、面倒なコンパイルも不要です。
(3)動作する環境が多い
VBScriptは、いろんな環境で実行できます。
・Microsoft社のWindows上(WSH)
・Internet Explorer(HTMLに組み込める)
・サーバーサイド(ASP)
つまりVBScriptは、
Windowsで動作するアプリケーションも作れるし、
Webブラウザで動作するアプリケーションも作れるし、
サーバーサイドで動作するアプリケーションも作れるのです。
しかしWebブラウザやサーバーサイドは、既に他のプログラミング言語が普及しています。
「今さらVBScript?」という感じもあるので、
Windows上(WSH)で動作するVBScriptのプログラミングに焦点を絞りたいと思います。
(4)機能が拡張できる
VBScript自体は、それほど機能が豊富というわけではありませんが、
コンポーネントを利用することで、様々なことができるようになります。
例えば、Basp21を利用すると、メールの送受信や、高度な文字列操作ができるようになります。
(5)Windowsのアプリケーションを操作できる
VBScriptは、Excelなどのアプリケーションも、操作することができます。
アイデア次第で、使い方は無限に広がりますよ。
(6)ローカルのファイルが扱える
VBScriptは、ローカルのテキストファイル等の読み書きができます。
ローカルファイルが扱えると、用途が格段に広がります。
(7)VBやVBAの勉強になる
VBScriptは、VBやVBAとほとんど同じなので、入り口としても、プログラミング初心者にはメリットのある言語だと思います。